慶應義塾大学文学部卒業
大学時代よりこれまで、各種受験・補習など、家庭教師として様々な生徒さんを担当してきました。教えることが得意で（これは自分が学生時代、天才肌タイプではなかったからなのですが）、自分自身の受験経験や様々な生徒さんと出逢う中で培ってきたノウハウを、一人ひとりのニーズに合わせながら指導に励んでまいりました。「苦手だった科目が一番得意になりました」「無事志望校に合格しました」など、嬉しい言葉もたくさんいただいてきました。
一方でこうした実績は、私の力だけで成し得たものでは決してありません。生徒さん一人ひとりの日々の勉強や、少しずつの努力があってこそ花開いたものです。本来の「教育」というものは、教師が手取り足取り指示し、知識を与えることではないと、私は考えます。もちろん、知識の伝達は必要不可欠なのですが、それは表面的なことに過ぎません。教師はあくまでもサポーター役であり、「先生がいるから大丈夫」「先生がいないと何も出来ない」という状態は、決して健全ではありません。生徒さん一人ひとりの内側には、誰一人として例外なく、素晴らしい力が宿っています。そして、その力でもって勉学を進め、自分の人生を切り拓いていく強さを誰しもが持っていることを、私は信じて疑いません。
今はまだ自信が持てないかも知れません。大丈夫。少しづつ始めていきましょう。そして、どうか勉強をそんなに恐れないでください。本来、「知ること」はとても楽しい作業です。知識を得て、自分の頭で理解していけばいくほど、世界はその度ごとに、幾重にも様相を変えてみなさんの前に現れるでしょう。そして世界が広がれば広がるほど、可能性も無限大に拓けていきます。ただ、そうは言っても時に苦しい受験勉強。私も経験があるから分かります。受験は長期戦ですし、煮詰まってしまう時もあるでしょう。そんな時は一緒にお茶をして、一休みしましょう。
私の想いはただ一つ。「自分を諦めないで欲しい」です。世間の基準に無理して合わせなくてもいいし、失敗しても、間違えても大丈夫。誰かに何かを誇るために人生があるのではありません。どこまでも大切なのは、自分が納得して生きれているかどうかです。そして、酸いも甘いも起こるこの人生を、たった一度きりのかけがえのない人生を、恐れず愛し、生きていって欲しい。自分の人生をどうクリエイトしていくのかは、みなさん自身の手にかかっています。